詩57 紫雲山2
by:sos-ei on:2/23 11:48 2010
霧の道を手探り足探りで歩いてゆく
---ほほほ・・亀さんみたいね
---ははは・・僕たちもそうだったじゃないか
杖をついた老人が霧の中に消えてゆく
おっととと、危ないじゃないか
---す すまんすまんお若いの 先を急いどるもんでのう
まるで車椅子の暴走族だ
なんだ、こんどは御神輿か?
---どけどけ若いの!!危ねえぞ
なんだ?? なんだ?? すげえ老人パワーだ
老人ホームをみんなで担いでゆく・・・
そうだ、俺も遅れないように、この神輿の後をついてゆこう
ああ、だめだ だめだ また 霧に覆われてしまった